ライオンズクラブ会員はそれぞれまったく異なった業種の仕事をしていますが、いったん、クラブの会員として集まったときは、同じ気持ちを持つ会員同志として結束し、多彩な奉仕活動を行い、地域社会に貢献していきたいと考えています。会員同志、チームワークを組み、スクラムを組んでアクティビティ(奉仕活動)を行います。
世界各地に46,000以上のクラブが存在し、135万人の会員が活動しています。
私たちは200を超える国や地域で活動する男女の集まりです。
1917年に創設されたライオンズは、失明と闘う活動がよく知られています。それは私たちのひとつの歴史であり、現在の取り組みでもあります。また、その他にも、地域における多くの問題に対処するためのボランティア活動を行っています。献血活動、環境保護、飢餓対策、高齢者や障害者の支援などはその一例です。
1968年以来、ライオンズクラブ国際財団は6億6,000万ドル以上の資金を交付し、世界中のライオンズの人道事業を支援してきました。また、財団は2007年の「フィナンシャル・タイムズ」による調査で、非政府組織(NGO)のNo.1に選ばれました。
財団とライオンズはともに力を合わせ、自然災害の被災地に食糧、水、衣類、衣料品などの緊急支援物質を提供しているほか、長期的な復興作業にも協力しています。
私たちのモットーは「われわれは奉仕する」。ライオンズは世界規模の奉仕ネットワークを持ち、地域社会のために必要なことには努力は惜しまないつもりです。
ライオンズの会員として、奉仕活動を行いながら、一段上の自分を目指していきたいと考えます。
事業を成功に導き、善良な生活を楽しみ
常に微笑みをたたえ、人類を愛し
知識人の尊敬を集め
幼児たちに親しまれる人
その地位にふさわしく
かつ精力的な仕事ぶりにより
一輪の花と心うつ詩と
そして、うるわしさを極めた魂とによって
よりよき社会をもたらす人
人生の中に美の輝きを感じ
その賛美の言葉を忘れず
友の美点をつねに見守り
自らの良きところをまた友に贈る
その人生こそ偉大なる感激そのもの
彼こそライオンと呼ばるる人
ライオンズ道徳綱領はライオンズ会員としてのひとつの考え方を示しています。たくさんのことが書いてあり、すべては到底できませんが、一つでも達成できるように努力したいと考えます。
●職業に対する普段の努力が正しく賞賛されるように心がけ、自己の職業の尊さを確信すること。
●事業を成功させて、適正な報酬や利益は受けるべきであるが、自己の立場を不当に利用したり、人に疑われる行いをして自尊心を傷つけてまでも利益や成功を求めないこと。
●事業を遂行するにあたっては、他人の事業を妨害しないように心がけ、顧客や取引先に誠実であり、自己も忠実であること。
●世人に対する自己の立場や行いに疑いが生じたときは、世人の立場に立って解決にあたること。
●真の友情は損得の上に築かれるものでなく、心と心のふれ合いによるものであることを自覚し、手段としてではなく目的として友情をもつこと。
●国家および地域社会に対する公民の義務を忘れず、かわらぬ忠誠を言動にあらわし、すすんで時間と労力と資力をささげること。
●不幸な人には同情を、弱い人には助力を、貧しい人には私財を惜しまないこと。
●批評は謙虚に、賞賛は惜しみなく、建設を旨として破壊をさけること。